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2017-07-17

SS「心の穴」

シュールでごめんなさい。
心の穴


 僕は心に穴が開いている。そして時々その世界へ迷い込む時がある。
ひゅうと風が吹き、体温が下がる。
そんな中、僕は想像する。
 胸を掻きむしりたいほどの情熱。
女子ボクシングの世界が広がる。
 僕の妄想だ。何だって出来る。
あの娘の吐き出したマウスピースを拾って匂いを嗅ぐことも出来る。
そう、ここは僕だけの世界。
世界は無限に広がる。
ひゅぅぅぅぅ。

 虚しい、切ない、恍惚、思い焦がれる事。
全ての感情が僕の世界をより一層コントラストを付ける。

 そして深い眠りへ。
虚しい、切ない、恍惚、思い焦がれる事。
僕は自分の空に閉じこもっているのかもしれない。
でもいいんだ、僕の心の穴には誰も入れないのだから。

 でもたまに出口が判らなくなる事がある。
そういう時にリングが目の前に現れる。
無限ループ、二十歳位の娘がマウスピースを永遠に吐き続ける。
ボトンボトン、びちゃんびちゃん。
それをかき集めて僕は自分のペニスをしごく。
ツーンとする唾の匂い。

「嗅がないで……」
そう言うが、僕は心の穴の支配者、権力者。
嗅ぐ。
スポーツブラジャーにブルマ姿の娘に言う。
「脱ぎなよ」
その娘は戸惑いながらも上下とも脱ぎ、裸になる。
「僕と試合してよ」
当然僕の勝ちになるんだ、僕は僕の世界の王者。
バキッ! グワシャッ!
僕のアッパーがいきなり彼女を襲う。
「うぐぅっ!」
少し時間をおいて、彼女は唾液を吐き出した。
「オナニーしてみなよ、殴られる快感に酔いしれたらいいよ」
僕はそう言って彼女をたぶらかす。
彼女はグローブで自分の乳首を刺激する。
「どう?快感のあまり自分を失っちゃったかな?」
「気持ち……いいです」
「クリトリスも刺激しなよ」
「はい……」
グローブがこすれる度にクリトリスがムクムク肥大する。
ヌチャァヌチャァ。
「ぶ、ぶほっ!」
彼女は快感のあまり唾液でヌルヌルのマウスピースを吐き出した。
唾の糸が銀色に輝き、素晴らしい。
マウスピースが合計五個転がっている。
「もっと吐き出しなよ」
僕はサディスティックに笑う。
王者の風格さえ自信で感じる。

 僕は彼女の脇を嗅ぐ、汗の匂い、酸っぱい匂い。
素晴らしい。パーフェクトワールド。
そして心の穴から僕はたまに現実に引き戻される。
ドキドキと脈打つ僕の胸。
ダメだ、穴無しでは生きていけない。
僕は再び穴に引きこもる。

 ある日、僕の前に女神が降り立った。
「貴方には生きる資格がある」と彼女は言う。
僕はぽろぽろと涙を流す。
「ああ女神様、どうか僕とボクシングをして下さい」
僕は許しを乞うジュダのように言った。
「行きなさい」
「どうしても僕を捨てるおつもりですか?」
「あなたには生きる資格があると言ったはずです」


 僕は心の穴を抜け出した。



ピッピッピッ
生命維持装置を付けた僕は意識を取り戻した。

両親はおいおいと泣いている。
僕は生きる道を選んだんだ。
じんわりと僕の心の穴が閉じていく……。



 一ヶ月後、僕はボクシングジムに通うこととなった。
筋肉は衰えているけど、女性率が多くて興奮する。
控室に入り込み、マウスピースを漁ったりして匂いを嗅ぐ。
皆総じてツーンとした匂いがする。
こう、何というか自分の歯茎を指でゴシゴシした後に
しばらくして匂いを嗅ぐとそういう感じだなと理解出来ると思う。

生きるっていうことは素晴らしい。
それが人によって価値観が違うのかもしれないけど。
優しさ、罵詈雑言、色々あると思う。

ただ僕の心の穴が綺麗に塞がってきてるってこと。
それだけだ。
後は皆でそれぞれ考えて欲しい。

 まあ、マウスピースをこっそり嗅ぐ僕も僕なんだけどね。
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